レンタルオフィスを使いたい!ド田舎ライターの葛藤

レンタルオフィスを使いたい!ド田舎ライターの葛藤


 

筆者は最近独立したフリーライターです。北海道の釧路(くしろ)市という日本の最東端の少し手前の田舎に住んでいます。

フリーランスになったばかりなので収入が安定せず、オフィスを借りるにはまだ早いと感じているのでレンタルオフィスを使いたいと考えています。ですが、釧路にはそのような都会の便利施設はありません。

現在は自宅を事務所にしているのですが、不都合が多く難渋しています。レンタルオフィスを気軽に使える東京のフリーライターがうらやましいです。

この記事では、自宅オフィスの欠点とレンタルオフィスを使いたい理由を解説します。

 

北海道のド田舎にはレンタルオフィスがない

北海道釧路市は人口17万人の街で、東京から1,400㎞ほど離れています。筆者がリサーチした範囲では、シェアオフィス・コワーキングスペースは、釧路駅周辺に数件ありましたが、レンタルオフィスは釧路市内にありませんでした。

 

筆者は札幌で会社員をしていましたが、ライターとして独立できる目途が立ったので、釧路の田舎に移住することにしました。

私の仕事はインターネットの環境さえ整っていればどこに住んでも仕事ができるからです。そして釧路は自然が多く、穏便にすごすことができます。物価が安いので、東京で生活するために必要な年収の半分ぐらいで、東京と同等以上のQOL(生活の質)を得られます。

 

しかし、フリーライターの筆者はたったひとつだけ、釧路市の欠点を感じています。それはレンタルオフィスがないことです。

都市を好みませんが、レンタルオフィスは釧路にも必要なサービスだと考えます。

どうして必要かを自宅事務所のデメリットから説明します。

 

フリーライターを自宅で始めるデメリット

釧路の個人向け事務所事情

筆者の自宅事務所の様子と、釧路の個人向け事務所事情をご紹介します。

 

筆者は妻と2人で暮らしていて、釧路市で一軒家を借りています。4LDK、延べ床面積120平方メートル、5台分の駐車スペース、面積は充分ありますが、築40年という年代もので家賃はわずか月6万円です。

 

フリーライターになるにあたって「自宅で仕事をしたくない」と思いました。それで釧路にやってきてから事務所を探したのですが、なかなか適当な物件がみつかりませんでした。

広さも家賃も申し分ない物件があったと思って不動産会社に問い合わせても、ネット環境が整っていないことがわかって断念せざるを得ませんでした。

そこで自宅の2階の洋室を事務所にすることにしました。光回線を引き、事務机と椅子と書類棚を買って置きましたが、やはり自宅をオフィスにすることはオススメ出来ません。

 

【デメリット1】プライベートと仕事の区別がつかない

【デメリット1】プライベートと仕事の区別がつかない

自宅オフィスの最大の欠点は、プライベートと仕事の区別がつかないことです。

 

仕事に取りかかっても緊張感を持てませんし、仕事を終えて居間に戻っても仕事のことが気になって落ち着きません。

プライベートは仕事に侵食されますし、仕事はプライベートに邪魔されます。したがって、どちらも集中できず中途半端になってしまうのです。

 

オフィスに出勤する会社員は出勤が緊張のスタート、帰宅が緩和のスタートになりますが、そのメリハリが自宅オフィスにはないのです。

 

【デメリット2】クライアントの印象が悪い

そして自宅オフィスの2番目の欠点は、クライアントの印象が悪いことです。

フリーライターは、記事を購入してくれる会社(クライアント)と業務請負契約を結ぶことで仕事を得ます。ところがあるクライアントとは、「事務所を持っていない」ことがネックになって契約に至りませんでした。

 

そのクライアントの担当者は、記事を評価してくれ業務請負契約を結ぶことになりましたが、契約書を送付したところ、先方の経理部門からストップがかかったのです。

契約書に記載した住所が「どうも自宅っぽい」ということで問い合わせがあり、正直に「自宅をオフィスにしています」と回答したところ、担当者から後日こう言われました。

 

「当社は個人事業主のフリーライターと契約することはあるのですが、いずれも実績のある方です。そしてそのようなフリーライターは、きちんと事務所を構えています。事務所を持っていないということは業務体制が整っていないということであり、そのようなフリーライターと契約することはリスクが大きすぎると考えます。

申し訳ないのですが、契約を見合わせていただくことになってしまいました」

 

自宅オフィスというだけで、1つの契約がなくなってしまったのは残念です。

「事務所を持っていない」ということがクライアントの印象や信用に大きく関わることを学びました。

 

【デメリット3】複合機がない

自宅オフィスの3番目の欠点は、複合機がないことです。

もちろん、リースをすれば複合機を自宅に置くことはできますが、筆者は1人分の仕事しか抱えていないので、過剰設備になってしまいます。

 

しかし、どうしても複合機が必要な場面が、月に1度くらい必ず発生します。例えば、ITインフラが整っていないクライアントの仕事を受けると、資料のやりとりをファックスで行わなければなりません。

 

【デメリット3】複合機がない

また、冊子の作成を依頼されたときも複合機が事務所内になくて困りました。

A4用紙10枚ほどの記事を書いて、それを冊子にして30部ほどつくってほしい、という内容でした。修正を含め3度程コンビニを往復しました。

このときほど複合機が欲しいと強く思ったことはありません。

レンタルオフィスなら、共用の複合機があるのでこのような苦労はしないで済みます。

 

フリーライターにとって自宅オフィスは、通勤時間がかからないこと以外、メリットはありません。

 

まとめ~東京は苦手。でも東京の便利さはほしい~

筆者が東京から最も遠い場所のひとつに住んでいるのは、東京の混雑が苦手だからです。しかし、レンタルオフィスが多くある東京の利便性は、1人の事業規模でも必要になります。

本当に、東京のフリーライターはうらやましいと思います。気軽に、かつ格安にレンタルオフィスを借りることができるからです。

 

東京のレンタルオフィスの多くは、インターネット環境と複合機が整備されています。

秘書が居るレンタルオフィスもあります。その秘書は来客を知らせてくれるだけでなく、宅配便の荷物を代理で受け取ってくれます。

 

自宅オフィスの場合、打ち合わせが本当に困ります。クライアントを自宅に呼ぶわけにもいかず、喫茶店で2時間も話し合うのも気が引けます。レンタルオフィスなら共用の会議室が併設されているレンタルオフィスも存在するので、会議室問題も解決されます。

また、24時間出入り自由のレンタルオフィスもあります。自分の時間で動けることは仕事をスムーズに進める利点でもありますね。

釧路は居心地がいいのでここを離れたくないのですが、ただ業務量が現在の2倍になったら、考え直さなければならなくなるかもしれません。

本当は、それほど忙しくない今のうちにレンタルオフィスに移り、作業を効率化しておきたいのですが、レンタルオフィスのない釧路に居るうちは、望むべくもありません。

 

今のド田舎での生活環境を維持したい気持ちと、レンタルオフィスの便利さを求める気持ちで、ライターは葛藤しています。

 







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