渋谷の再開発でビジネスはどう変わる?
オフィスに向いたエリアも解説


渋谷駅再開発



ここ数年、渋谷の再開発関連の話題は尽きることなく様々な形で報じられています。あなたは「どこに何ができるのか?」と疑問をお持ちではありませんでしょうか。

渋谷の再開発は広範囲にわたる巨大なプロジェクト。全体像を理解するのに時間がかかるのは致し方ないことです。


そこでこの記事では渋谷の再開発を端的にご説明しつつ、ビジネス面に着目して渋谷の再開発を解説します。渋谷の再開発がビジネスにどんな影響をもたらすのか。最後までお読みいただければ、渋谷でビジネスを行うのに向いているエリアも分かります。




渋谷区の再開発一覧!2027年までに行われる内容


渋谷区の再開発で最初に思い浮かぶのが、駅周辺の再開発ビルではないでしょうか。

すでに竣工済みのビルもありますが、いくつかの再開発事業は現在も進行中です。その数は多く、すべてをお伝えするにはスペースが足りないため、主な再開発ビルを全体図と共にご紹介します。


(渋谷駅周辺再開発の全体図)


渋谷駅周辺再開発の全体図


引用:東急電鉄 渋谷プロジェクト


【渋谷ヒカリエ(2012年竣工)】
ミュージカルやイベント、クリエイティブスペースなどを備えた施設。飲食や商業施設も入り、災害時の帰宅困難者スペースとしても対応可能。
【渋谷ストリーム(2018年9月竣工)】
オフィス、ホテル、商業・イベント施設が入る複合施設。渋谷駅と直結しつつ、国道246号線で分断された南北をつなぐ歩行者デッキを整備。
【渋谷フクラス(2019年秋竣工)】
渋谷駅西口に建設された高さ108mのオフィス・商業ビル。地上18階、地下4階からなり、オフィスと商業施設に加えバスターミナルも併設。
【渋谷スクランブルスクエア(一部竣工)】
東、中央、西の3つの棟で構成される、渋谷周辺で最大のビル。東棟は2019年に開業し、中央と西棟は2027年の開業を予定している。
【渋谷駅桜丘口地区再開発(進行中)】
オフィス、マンション、商業施設などで構成される複合施設。A、B、C棟で構成され、A1の37階建てがもっとも高いビル。2023年に完成予定。

もちろん渋谷区の再開発事業は単にビルを建設するだけでなく、道路や交通広場、駅、駐車場、ビジネス環境の再構築なども対象。水が流れないことで有名な渋谷川も整備対象になっており、渋谷区はいま広範囲にわたるエリアで再開発が進められているのです。



渋谷の再開発はなぜ始まった?


ハコモノ建築に留まらない渋谷の再開発事業。全国的にみても渋谷の再開発は、かなり巨大なプロジェクトです。

渋谷の再開発は、なぜここまで大きな事業にする必要があったのでしょうか。

渋谷はオフィスが不足していることでビジネスに向かない街だったということが語られがちですが、実は渋谷駅周辺エリアは他にも多くの問題を抱えていたのです。


  • ●渋谷駅の複雑な構造により、乗り換えやエリア間の移動が困難であった
  • ●駅前の歩行者空間や道路などの安全性に問題があり、十分な交通機能を果たせていなかった
  • ●道路や鉄道により各エリアが分断され、エリア間の移動や回遊性に欠けていた
  • ●駐車場や駐輪場などのスペースが不足していた
  • ●その他老朽化した建物が増え、安全性や防災性の強化が必要であった
  • ●渋谷川の開渠化が求められてきたが、全く議論されてこなかった

渋谷の昔をご存知のかたなら、渋谷駅周辺におけるエリア移動のしづらさを知っているという方も多いでしょう。また渋谷駅は「渋谷ダンジョン」と揶揄されるほど複雑な構造であり、特にJR埼京線と山手線の乗り換えで数分かかる極端なアクセスの悪さも問題視されていました。

さらに渋谷駅の周りには高速道路や幹線道路が多く、各エリアが東西南北で分断されることで利便性が悪かったのも再開発で指摘された問題の一つ。

安全で快適な空間を確保し、交通利便性や災害への備えを一体的に整備していこうというのが、渋谷再開発の最終的な目的なのです。



渋谷の再開発によるビジネスへの影響


さてでは、渋谷の再開発によりビジネスへはどのような影響があるのでしょうか。

渋谷は再開発によって、ビジネスに大事な「オフィス供給」、「交通利便性」、「国際交流」などのポテンシャルがアップすると期待されています。

ビジネスにどのような影響があるのか、具体的に見てみましょう。



多くのオフィスビル建設による企業誘致


渋谷再開発のビジネスへの影響でもっとも期待されているのが「企業誘致」です。

かつてビットバレーと言われた渋谷。しかしオフィス供給の不足や街全体が「若者の街」というイメージであることから、多くのIT企業が六本木へと移転しました。

しかし今回の渋谷再開発で建設されるビルは、オフィス面積だけでも20万平米を超えます。1人当たりのオフィス面積は平均10平米と言われているため、単純計算でも2万人が働けるほどのオフィスが供給されることになるのです。

すでに有名なIT企業が渋谷に移転してきており、渋谷ビットバレーの復活が期待されています。



渋谷駅構内の動線が便利になる

先述の通り、渋谷駅は渋谷ダンジョン、迷宮などと言われるほど複雑、かつ乗り換えが不便なことで有名でした。特に東京メトロ銀座線とJR埼京線は、安全性や乗り換え時間に大きな問題を抱えていたのです。

銀座線はすでに移設工事が完了しており、ホームを130m移動したことで他の沿線との乗り換えが半分に短縮。現在も進められているJR埼京線のホームも350m移動し、山手線の隣に移動されます。

ビジネスマンの足を遠ざけていた渋谷駅構内は、再開発により大きく利便性がアップするのです。



ビジネスホテルや観光施設の増加による国際競争の強化

渋谷再開発で建設されたビルは、オフィスと商業施設が入るだけではありません。

例えば渋谷スクランブルスクエアと渋谷フクラスには情報発信や観光支援施設が入ります。

また国際競争力を高めるという点では、渋谷駅桜丘口地区の再開発が重要な存在。グローバル対応の生活支援施設や国際医療施設、そしてサービスアパートメントにマンションと、多目的利用を目的として大規模な開発が計画されているのです。



渋谷のビジネスに適したエリア


では再開発が進む渋谷において、ビジネスに向いたエリアはどこでしょうか。

渋谷という街が、おおむね4つのエリアで特色が分かれているのはご存知の方も多いでしょう。


渋谷駅をはさんで東側のエリアは、オフィスと飲食店などのテナントの混在するエリア。そして渋谷駅の北西側のエリアは、渋谷センター街のある繁華街エリアです。

図の青い部分がビジネスエリアですが、今回解説した渋谷スクランブルスクエアや渋谷フクラス、そして渋谷駅桜丘口地区がビジネスエリアに入ります。

つまりビジネスに適しているのは、渋谷駅の南西エリア。道玄坂や渋谷マークシティを境にして南側と考えると分かりやすいでしょう。



(渋谷駅周辺のエリア別の特色)


渋谷駅周辺のエリア別の特色

引用:地理院地図



今回の再開発では渋谷駅周辺でのビル開発ばかり注目されていますが、もっとも注目されているのがビジネス面での変化です。

特に西側のエリアは、ビジネスを育成する起業支援施設や国際医療、生活支援施設などが多く入る予定。渋谷のビジネス発展を担う中核であると言われ、大きな期待が寄せられています

ただ渋谷の再開発は人々の利便性や安全性、交通混雑の解消や企業誘致など多くの目的を持っています。駅周辺だけでなく街全体として様々な整備が行われるのです。

オフィスの大幅な供給増と多くの国際関連施設の建設、そして渋谷駅の複雑さも解消され、渋谷は若者の街からビジネスの街へ生まれ変わります。



渋谷エリアにあるアントレサポートのレンタルオフィス

再開発が進む渋谷エリアでは、アントレサポートのレンタルオフィス・バーチャルオフィスが展開しています。







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